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【学校とは】
一定の場所に設けられた施設に、児童・生徒・学生を集めて、教師が計画的・継続的に教育を行う機関。学校教育法では、小学校・中学校・高等学校・大学・高等専門学校・盲学校・聾学校・養護学校および幼稚園を学校とし、ほかに専修学校・各種学校を規定する。教育のための建物、または学生その他に対して教育が行われる場所のことである。また、そこでことに当たる人々のことをいうこともある。制度化された学校は、一般的には初等教育・中等教育・高等教育の3つに分けられる。この他にも、制度化されていない学びの場としての学校も社会に数多く存在している。学校は、日本では明治以前から寺子屋と呼ばれる教育施設が存在していた。また、それ以前にも寺院などを中心に教育研究のための施設が設けられることがあった。
平安時代に貴族の師弟の教育機関として大学寮が存在したが、今の大学とは別物である。ヨーロッパでは、中世に大学が設立されるようになり、それらの中には現在まで続くものも少なくない。身分社会がなくなると、学校教育の拡大と義務教育制度の普及により、20世紀からは学校の数が飛躍的に増大した。特に、義務、無償、中立性という現在の学校の原則が確立したのは、19世紀ヨーロッパにおけることである。例えば、フランスにおいては、それら原則は、フランス革命期のコンドルセの理念が19世紀末において実現する。19世紀に誕生し、義務・無償・中立性を基調とする近代学校は、国語、国史、国民道徳の教育をメインにし、その国家の「国民」を育成する装置として機能した。つまり、国民としてのアイデンティティの形成が学校に期せられたのである。なお、近年邦訳をみたピエール・ノラの『記憶の場』は、その点に詳しい。しかし発展途上国では未だ初等教育・中等教育のための学校すら、その整備の間に合っていないところも多い。
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